北和支部2月例会

○ 人口減少率世界一
報告では、まず日本の人口推移について説明がありました。
20世紀、人口増加率が世界一位の日本は4400万人から1億2800万人(2008年)にまで人口が増加しましたが、
今後、何も対策を取らなければ人口減少率が世界一位となり100年後には4300万人にまで減少すると予想されています。
山間部に多い人口1万人以下の自治体では今の半分になるとのことです。

○ 雇用や地域経済に影響が
人口減少は雇用に大きな影響を与えます。
それまで男性雇用が中心だった企業も女性や高齢者を雇用する必要性に迫られます。
家庭の事情から居住地付近の就労を希望する割合の多い女性や高齢者を雇用する場合、
その人が居住する自治体の子育てや医療・介護の制度が充実しているかどうか、
つまり、働きやすい環境が整っているかどうかで人材の確保が大きく左右されます。
特に地域の住民を雇用する中小企業は、地元自治体の施策に目を向けざるをえなくなります。

地域経済も影響を受けます。
これまで特に経済施策をしてこなかった自治体も地域社会を維持するために人が定住し、
地域の中でお金が循環する仕組みをつくる必要が出てきます。
そのためには働きやすい環境を整えるとともに、
地域で雇用の場を確保するため地元の中小企業の振興をはからなければならないとの指摘がありました。

○ 条例で地域振興を
最後に、中山氏は奈良同友会もメンバーとして制定に向け取り組んでいる
「広陵町中小企業・小規模事業振興基本条例」についてふれました。

町民が暮らしやすい町づくりや地元企業が発展する施策の方針をつくるのが条例であり、
広陵町での取り組みを奈良県内に広げていく必要がある、
そのけん引役としての奈良同友会の役割に期待を示しました。
(奈良同友会事務局 渕上 芳昭)

中和支部2月例会
2月21日に開催された中和支部例会は、
㈱notos creative home 代表取締役松谷亮平氏に
「自己満足から『For your smile』へ」をテーマに報告をいただきました。

普通は10年修業して一人前と言われる大工修業を「自分の建てたい家は違う!」と、
5年で切り上げ奈良へ戻り、30歳で工務店として開業された松谷氏。
集客に苦労されながらも徐々に業績をあげ33歳で同友会に入会。
奥様に「母子家庭」と叱られながらも、積極的に例会や委員会活動に参加され、
たくさんの課題・気づきを得ることができたそうです。

報告では、4つのポイントでお話いただきました。
1つ目は指針セミナーに参加し経営指針書を作成する中で、
「For your smile」という理念が生まれ、『自分のためから人のため』に仕事が変わり、仕事が楽しくなったこと。

2つ目は青全交で訪れた石川県で、マラソンのゴールにあたるビジョンが明確になっていないことに気づき、
毎日30分ビジョンをブラッシュアップする時間を取り、
『昨日・今日から5年10年先』の計画が立てられるようになったこと。

3つ目は青年部会の社員交流会の企画に承認がおりなかったことから、
自分の腹に落ちていないことはどれだけ言葉を飾っても相手には伝わらない。
「想い」の伝え方を経営者として気づき、『スキルではなく本質』が重要であると変わってきたこと。

4つ目は東北に行き、地域の衰退は経営者の責任であり、
企業を輝かせることが「本当の地域貢献」で、
これも『自分のためから人のため』と気づいたこと。

この4つのことが「自己改革」に連動し、
「自分の考え方を深く見つめ、変えることで会社が大きく変わることに気づき、行動できるようになった。」とまとめていただきました。

「たった1年半でここまで自己変革できるの?」などの質問が寄せられ、
短期間で自己変革をされた報告内容に、会場からは共感が得られたのではないでしょうか。
最近創業時に考えたビジョンを、見直したいと考えていましたので感謝の気づきでした。なにはさておき、私は次の指針セミナーの受講ですね。

(㈱パートナーズ 中野 徹)

2017年2月ブロック会一覧

障害者問題委員会2月

近畿圏女性部合同例会

「相乗効果大作戦」~未来をつかんで現実につなげる~報 告 者/㈱吉村・代表取締役 橋本 久美子 氏
業績が右肩下がりであつた11年前、先代である父から、義弟が目の前の事業を手堅く行う「今日のメシ」担当のナンバー2に、そして商品開発や新しいビジネスモデルを展開させる「明日のメシ」担当として氏が社長に指名されます。氏の打ち出した消費者座談会や、提案型の営業戦略で事業が活発化。「ガッテン掛川茶」ブームの中で勢いに乗っていきました。
しかし3.11後、静岡茶からセシウム検出となって売り上げが落ち、深夜残業手当てをめぐって怒涛の労使交渉となるなど負のスパイラルに陥りました。
そのような中、もともと労使見解アレルギーでしたが、わらをもすがる思いで経営指針成文化セミナーに参加。「茶業界って何?ペットボトルもお茶だよね?!」といった質問が次から次へと出されることに心揺さぶられました。そして、「サンタクロースの経営理念は『子どもに夢と希望を与える』でしょ。」という先輩との会話をヒントに「流行だけ、何でもありではぶれる」と気づき、やりたいこと、やりたくないことが決まります。
女性部会近畿合同例会

するべきことは、コストと思われているパッケージこそが中身の商品を語り、需要創造していくと自他共に認識されるような企画。しないことは、安売りと下請けと心に決めました。その後、徐々に会社が変わり始め、社員とともに経営計画発表会を開催します。経営理念は「思いを包み、未来を創造するパートナーを目指します」となりました。

経営指針には社会性=社会にどう役立つか。科学性=商品への思いが伝わる舞台。人間性=挑戦、成長、失敗、喜びを共有する仕事場。を盛り込み、社員とともに歩むことを決意されます。失敗例やクレームを言い伝えていく「レジェンドリスト」の作成、タイマーを使い、司会・タイムキーパー・書記を交代していき、わかった点・わからなかった点の両方を各自挙げたり、「アイデア」「良い」「悪い」「改善」の4点を3分ずつ語るといった独自スタイルの会議を開催するなど社内コミュニケーションの重視、純利益の2割均等還元の実施などで社員さんの働き甲斐づくりに努められています。補助金を得ることに成功した総務が誇りをもつなどにその成果が現れてきた今は、和食と多言語をキーワードに未来創造されています。(ア・マ・テ・ラ・ス 寺前 美加)

青年部会2月MG研修

青年部会2月例会
青年部会では中和地域での開催を促進しており、初めて奈良県産業会館で例会を開催しました。
参加者100名(内ゲスト21名・社員9名)の中、グローバルトレーディング㈱菊田修氏に報告していただきました。
菊田氏は父親が創業した、車の鈑金塗装業を継承しています。菊田氏の強みは自動車のカスタムペイント技術で、その「斬新なデザイン」は全国紙の表紙を飾ること数十回と輝かしいものです。
車のカスタムを手がける中、ヘッドライト、テールライトをカスタムすることができないことに苛立ちを感じていましたが、そのほとんどがMADE IN CHINA、MADE IN TAIWANであることに気づくと、すぐに中国台湾の展示会に参加し、そこで今まで見たことのない製品と低価格帯に衝撃をうけ、言葉があまり通じないなかなんとしても取引をしたいという一心で、1つの商品の前に2時間いすわるという苦労の末、メーカーとの取引に成功。これを期にグローバルトレーディングを設立、今までのやっていた受注業とは逆のネット販売をメインに取引を行なうことを決意されました。

また、「見積もりをしたら即全額支払う」「必要ロット数を下げるかわりにメーカー希望額の2倍を支払う」「クレームゼロ」と他社が真似できないことをすることでメーカーからの絶大な信頼を築き上げました。この信頼から新商品をどこよりも早く仕入れるようになり、自社で値段を決めることができるのでターゲットである「手頃な値段で割と良い商品」というニーズにこたえています。

グローバルトレーディング株式会社の強さは菊田氏本人だけでなく、社員の幸せ、自己実現を考え、同友会での学びや気づきを次の朝には社員さんに伝えるアウトプットの速さと、なによりも社員さん全員が全て知っているという一体感にあると実感できました。(デイサービス温 奥田 通春)

 

青年部会1月例会
「目標を明確にすると会社が変わった」~経営指針書の魅力伝えます~
報 告 者/孫七瓦工業㈱・代表取締役社長 清水 良洋 氏
今回の例会では「人を生かす経営」の本のコピーを参加者に配布し、清水氏の指示で参加者が本に書かれている重要な行にマーカーを引くという参加型で行われました。

まず経営指針書を作成するにあたり「人を生かす経営」の大切さについてのお話をされました。そして「人を生かす経営」なくして経営指針書は意味を持たないことをお話ししていただきました。「経営者である以上、いかに環境が厳しくとも、時代の変化に対応して、経営を維持発展させる責任があります」という箇所以降にそのことが書かれています。経営者には覚悟が必要と確認された方が多くいたのではないでしょうか。

青年部会例会①

清水氏は、会社経営をされるうえでこのままでは会社が倒産してしまうというところから何かしなくてはと言うときに経営指針書をつくろうと考えられました。そして、指針書ができれば会社が良くなる事を信じて取り組まれましたが、つくることでは会社は良くならなかったのです。指針書をつくり実践してこそ指針書なんだということを語られていました。つくり続けているからこそ見つかる経営課題、そして社員と共有し共に学んでいく事で進化し続けるものになると伝えていただきました。

指針書をつくっても実践せずに本棚に眠ったままの方もおられるんではないでしょうか?指針書は、毎年見直しそして時代と共に変化していくものなのです。今つくってこれで良しではなく見直し新しくしていく事が大切です。そして社長の思いだけではなく社員の思いも入れながらどんどん進化していき、会社の明るい未来を指針書に描いておられます。

今回の青年部会例会では次回の経営指針成文化&実践セミナーへ参加されると決意表明された方が多数おられ経営指針書の大切さが伝わった良い例会になりました。(㈲エフミ 畑 公人)

青年部会例会②